2007/07/31

狐の嫁入り

今日は、窓から外を見ると晴れていたので傘も持たずに外に出たんだけど、雨が降っていたのだ・・・(>_<)
いわゆる天気雨というやつで、太陽が出ているのに雨が降っている状態なんだよね。
しかも、けっこうな降り方で、ちょっとした通り雨というようなものではなく、本格的に降っていたよ。
おかげで少しぬれてしまったのだ。
で、ちょっとくやしいので、天気雨について調べて、対策を練ることにしたのだ!

天気雨は別名「狐の嫁入り」とも呼ばれるけど、これは民間伝承で狐の嫁入り行列があるときは晴れているのに雨が降ると信じられていたからなのだ。
キツネは稲作にとっての害獣となるネズミを捕って食べるので農耕神の使いと考えらていて、農耕神である宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)=稲荷神の使いとされているよね。
で、太陽と雨は両方とも農業にとって重要なものなわけだけど、そういうつながりからも天気雨とキツネを結びつけたみたい。
「天泣(てんきゅう)」という呼び方もあるそうだけど、ボクは聞いたことはないのだ。

肝心の天気雨の降る理由なんだけど、大きく分けてふたつあるみたい。
ひとつは、上空から雨粒は自由落下で降ってくるわけだけど(はいめは氷の粒で、落下している最中に溶けて水になることもあるのだ。それが冷たい雨。)、空気の抵抗もあるのでけっこう時間がかかって、10分くらい必要なそうなのだ。
で、その雨粒が地上に到達するまでの間に、雨粒を降らせる原因となった雲がすでに遠くに移動したり、消滅してしまったりしていると、雲がきれて晴れ間がのぞいているのに雨が降っている状態となるわけ。
でも、この場合はすでに雨の原因となる雲はいなくなっているから、雨は最初に降った分だけとなるので、ぱらっと降ってすぐ終わりなのだ。
こういう場合は虹ができやすいみたいだよ。

もうひとつは、上空にすごい強い風が吹いていて、遠くで降った雨がその風で運ばれてくるというもの。
上の雲が移動してしまう場合でも風が強いから雲が雨が到達する前に移動してしまうんだけど、こっちの場合は雲が移動するんじゃなくて、雨が「ななめ」に降って、雲の下でないところで降るという現象なのだ。
真上には雲はそんなになくて太陽も見えているんだけど、風上には雨雲があって、その雨雲から落ちてきた雨粒が風で流されて来るというわけ。
で、この場合は、雨粒は運ばれてきているだけなので、けっこう長い間雨が持続する場合もあるわけ。

実際ボクが今日体験した天気雨は15分以上は継続していたので、風で雨粒が運ばれてきた方だと思うんだよね。
風も強くて、雨も上からじゃなくて、むしろ斜め上から降っているような感じだったし。
でも、そうだとすると、風下から脱出するしか雨を抜け出す方法はないことになるのだ。
ということは、素直にいったんもどって傘をとってくるっていうのが一番かしこいね(笑)

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